いやぁ、将棋界も盛り上がってきましたね。将棋一級のけいちんです。私は棋士とか詳しくないんですが、羽生さん藤井さんあたりだったら将棋やってなくても知ってるのではないでしょうか。私は基本的に藤井さんを応援させてもらってるんですが、皆さんはどうでしょうか。
まぁその話は一旦置いといて、皆さんは”三歩”って見たことありますか?私はありません。
というわけで三歩について考察していきましょう。
早速考察していくんですが、まず二歩はご存知ですか?小学二年生くらいまでは私もご存じなかったので一応解説していきましょう。下の図を見てください。
これは早繰銀を成功させたところです。将棋経験者からすれば少し気持ちが悪い局面かもしれませんが許してください。ここから後手が適当な手を指し、こちらは5六に歩を打ちます。
棋譜の読み方は頑張って勉強してください。そしてこの時、同じ筋に歩が二つあります。
これが二歩です。将棋の反則とされています。将棋アプリでは基本的に操作できないようにされているので、将棋アプリでいつも練習している方は二歩をしなければ、されることもないと思います。
では本題です。三歩はどうでしょう。さっきと同じように同じ筋に歩を三つ.....
といきたいところですが、そうもいきません。実際に三歩を指そうとしても、三歩を指すために二歩をしなければいけません。よって、その時点で反則になるため、指すことができません。二手指しをする必要がありますが、それも反則です。
結論、三歩は反則と記述されているわけではないが、実現することができない。
間違ってたらごめんなさい。
でもね皆さん。犯罪っていうのは、バレなければ犯罪じゃないんですよ(ハイ逮捕)。
つまり、なるべくバレにくい二歩をして相手に気づかれないようにします。相手が気付かずに手を指してきたらこっちのもん。三歩をして圧倒的有利な状態で将棋を進めることができます。これ、プロの公式戦とかだと棋譜が残っちゃうのでダメなんですけど、アマチュアの大会とかだと確か投了が優先されるのでぜひ試してみてください(試さないでください)。
皆さんも、反則があると気付いたらすぐに申告するように。
というわけで今日のブログもここら辺で終わりたいと思います。二歩をして涙を流した将棋好きは何人もいます。反則にはどれだけ将棋が強くてもやってしまった時点でおしまいです。
絶対やるなよ。